あなたのメガネをずれない
メガネにするためには
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メガネはなぜずれるのか?
あるメガネがまったくずれない
メガネであったとして
「ではそれはなぜずれないのか」と、
考えてみましょう。
それには、逆に、
メガネがずれるのはなぜか、
と考えてみるところから
スタートします。
メガネがずれる原因としては、
主として下記のようなものでしょう。
(1)枠の設計の問題 | |
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・頭を抱える力が逃げて しまう腕である (ある種の人気ブランドの枠にも、 そういう枠があります) ・腕を広げられないので、 どうしても、腕がこめかみを 圧迫してしまう。 (いくつかのメーカーの枠に ときどきあります) |
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(2)その枠と装用者の 適合性が悪い |
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枠選びの的確さの問題です。 これは、枠の選択をもっぱら ユーザーに委ねる方式の 割安な価格のメガネ店に多いです。 メガネの専門店というのは、 メガネだけを取り扱っているから 「専門店」というのではなく、 専門的な知識から商品選びのときに 的確なアドバイスができる店の ことを指すのですが、 その意味で、 均一価格などの店では、 必ずしもそういう アドバイスがなされていない ケースがあるようで、 そうなると、それはもはや 「専門店」とは言えず、 単なる 「専業店」でしかないのです。 専門店であれば、 一端ユーザーが選んだ枠でも、 そのメガネとそのユーザーの 適合度が低ければ、 そのことを述べて、 別の枠にするように アドバイスをしてくれるはずです。 その枠と装用者の顔(頭)との 適合性が悪ければ、 いくら上手な人が フィッティングしても、 どうにもならないことがあります。 |
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(3)メガネの重量の問題 | |
枠とレンズを合わせて30グラム を超えると、いかに 上手に調整しても ずり落ちやすくなる…… ということが、 ときどきあるようです。 これは、中程度以上の度数で、 大きすぎる枠にレンズを入れた場合 などに、ときどきある現象です。 この場合には、より小さめの枠に レンズを移し替えることにより 解決出来る場合もあります。 |
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(4)フィッティング技術の問題 | |
これは多いです。 他店でお求めの枠で、 ずり落ちやすいものを、 当店で調整して、その場で すぐにずり落ちにくくなって 喜ばれることは、 よくあることです。 私の実感を申しますと、 我が国のメガネ店のスタッフで、 検眼やフィッティングについて、 確かな技術を持っている人は さほど、多くなく、 特にフィッティングは、 最低限必要な技術を 持っている人は、全体の一割も いないように思います。 |
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(5)使用開始後の枠の変形 (腕の開き) |
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メガネを使用し始めたころは 別に問題はなかったが、 何ヶ月か(あるいは、何年か) 使っているうちに、 腕が段々と開いてきて、 ずり落ちやすくなってくることは、 よくあることです。 その場合には、腕の開きを 修正することにより 解決することがほとんどです。 |
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(6)スポーツ・手術執刀 などで汗を掻く |
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これは、フィッティングだけでは 解決しないことが多く、 メガネの腕の先に、 耳に引っかかる特殊パーツを つけたり、メガネバンドを つけたりすることで 解決する場合が多いです。 |
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(7)ユーザーの顔や頭の形が やや変わっている |
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鼻根の隆起がたいへん少ないとか、 あるいは、 耳の後ろのおくへのすぼまりが 少ないとかで、 適切な枠でせいいっぱい フィッティングしても ずり落ちやすさが消えない、 ということが、たまにあります。 この場合も、何らかの小道具で 対応することが解決策 となります。 |
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これらに対する適切な対策が 講じられていれば、 ずれないメガネになるわけです。 |